Berklee音大を含む音大卒の為の 40h Pro.トレーニングプログラム
私はBerklee音大パフォーマンス科 を1981年に卒業
しましたが、
当初ではトレーニングされなかった、いわゆるカリキュラムに含まれていなかった部分こそが
実際の現場で一番重要不可欠に求められる能力であった事を痛感しています。
①一般音楽理論で言えば
特定の曲が解読出来たところで実際の現場では役に立たない。
解読するスピードが遅すぎて話にならない。
ローマンニューメラル(ⅠⅡⅢⅣ~)で解読した気になっていても実際の演奏に繋がらない。
現場で提示される不特定な曲や調号が沢山ついている曲に苦手意識がある。
コード進行に対して正解くなスケールを見つけ出せずにいつも試行錯誤が要る。等です。
②イヤートレーニングで言えば
練習量が飽きれたほど少ない。
不特定多数の音に直観でその音が何であるか聴き採れずに反応出来ない。
コード進行を聞いてもコードネームが書き取れない。
12キーを分け隔てなく訓練されていないので、ほとんど固定ドでinC意外は頭の中で翻訳する情けなさ。
聞いただけで作曲家の発想の移り変わり(キーが変わる瞬間)のはざまを感じ取る事が出来ない。
曲中で鳴る音が階名で聴こえてこない。 等です。
③演奏技術で言えば
圧倒的に練習不足な12キーを分け隔てなく自由に操れる為のトレーニング
作曲家の閃きのストーリー(曲)を前もって事前に感じ取りながら演奏出来る為の未来を感じ取る脳回転が無い
楽器は音が出せるのに自分の気持ちを込めて演奏するのが苦手
ⅡⅤ集やコピーばかり練習して上手くはなっているものの、どの曲も同じ演奏でむなしくなる。。
自分の音感で音を選んで演奏しているというよりは、楽器のフィンガリングに操られて助けられながら音を出している。等
これらは、当時のBerkleeでは訓練するクラスやカリキュラムがありませんでした。
全て、そういう事は自分でやる事。レコードを良く聴いて研究しろと言われたり、レコードをコピーして耳を鍛えろと言われました。
恐らく、上記に上げた事柄について詳しく徹底的に訓練カリキュラムがある音大や専門学校はこの日本にもあるとは思えません。
それが証拠に多くの音大生や卒業生から悩みの相談を受け、受講されて修了されて行きます。
折角、指はそれなりに動き、楽器は音が出せるのに、音だけは数多く早く演奏出来るけれど無味乾燥で音楽している実感がない。
いざ譜面を見ずに自分の音楽を奏でようとしても一音も出ない。
殆どの音大生や音大卒業生や専門学校生や専門学校卒業生にある症状です。
まったく悲惨な、可哀そうな状況にあると感じます。
私を含め、五線譜よりも大切な音楽をする必然性を学べなかった方々はとても大変な思いをします。
sonicの各種Pro.40hプログラムは
全てそういう主旨と必然性で開発されたもので徹底的にしかも高能率に弱いところを現実的にトレーニングします。
ひとりでも多くの方が 「自分の音楽」が奏でられる様に応援したいと思います。
私も上記の事が出来なかった口ですのでそのお悩みは身に染みて良く解ります。 ご相談ください。 沢村